〜現役ナースKAZUHAが実体験から教える、笑えて学べる大人の恋活術〜こんにちは、空の巣ナースKAZUHAです。
今日は、ちょっと笑えて、でもちょっと背筋が冷える、実録エピソードをお届けします。
マチアプをやっていると、本当にいろんな人に出会います。素敵な人にも出会うし、「なぜあなたは今ここにいるんですか……」と宇宙に問いかけたくなる人にも出会う(笑)。
特に「個性が強すぎる男性」との遭遇は、怖いというよりも、どこかシュールで、後から友人に話すと爆笑される系のエピソードになりがちです。
でも、笑い話で終わらせてはいけない。なぜなら、そういった男性との遭遇には、必ず「事前に気づけるサイン」があったからです。
今日はわたしが実際にマチアプで出会った「個性が強すぎた男性」3人のエピソードと、そこから学んだ実践的な回避術をお伝えします。
これからマチアプをはじめようとしている方にも、すでにやっている方にも、きっと参考になるはずです。
そして、今日の記事を読んでいる男性のみなさんにもぜひ読んでほしい。「自分はどうか」を振り返るきっかけとして、笑いながら受け取ってもらえたら嬉しいです。
はじめに:「個性が強い」と「地雷」は紙一重
まず大前提として伝えておきたいことがあります。
「個性が強い」こと自体は、悪いことではありません。むしろ、没個性な人よりも、強烈なキャラクターを持つ人の方が、一緒にいて飽きないこともある。
ただ、マチアプという「まだお互いをよく知らない状態でのコミュニケーション」においては、その「強すぎる個性」が相手への配慮より先に出てしまうと、一気に「地雷」になります。
NLPに「ペーシング」という概念があります。相手のペース、テンポ、感情に自分を合わせることで信頼関係を育てていくという技法です。
個性が強すぎる人は、このペーシングが極端に苦手なことが多い。自分のリズムで突っ走る。自分の世界観を一方的に展開する。相手が今どんな状態にいるかを読まない。
これが、「個性的でいい人なんだけど……なんか疲れた」という感想につながっていきます。
看護師の現場でも、これはよくあることです。「この人のために良かれと思って」という行動が、相手のペースを無視していたために逆効果になる。善意は、相手のリズムに乗せて届けなければ、善意として届かないんです。
では、実際のエピソードをどうぞ。
実録①「哲学おじさん」との遭遇
プロフィールの印象
最初に出会ったのは、Mさん。51歳。自営業。プロフィールの自己紹介文が、他の人とは少し違いました。
「人生とは何か、愛とは何か。私はその問いを40年間抱え続けてきました。同じように、人生の本質を探している方と出会いたいです」
「ちょっと深い人なのかな」と思いながら、マッチングしました。
最初のメッセージから異変
最初のメッセージが届きました。
「はじめまして。KAZUHAさんのプロフィールを拝見して、あなたは『本質を生きている人』だと感じました。突然ですが、あなたにとって”幸せ”とは何ですか?」
……いきなり幸せとは何か、を聞かれました。「えっと、今日のランチが美味しかったこととか……?」と思いながら、なんとか無難に返信しました。
するとMさんから、2000文字を超えるメッセージが来ました。幸せの定義についての、Mさんの考察でした。古代ギリシャの哲学者から始まり、仏教的な無常観を経由して、最終的に「人間の本質的な幸福とは自己実現にある」という結論に至る、壮大な哲学論文でした。読み終えるのに、10分かかりました。
デートで確信した
勇気を出して会ってみました。カフェのテーブルに座った瞬間から、Mさんはしゃべり始めました。
「KAZUHAさんは、エーリッヒ・フロムの『愛するということ』は読まれましたか?あれはね、愛とは感情ではなく技術であると言っているんですよ。つまり──」
2時間。わたしがしゃべれたのは、合計で5分くらいでした。
帰り際、Mさんはこう言いました。「今日はとても有意義な時間でした。KAZUHAさんは聞き上手ですね」
……一方的にしゃべり続けておいて、聞き上手と言われました(笑)。
事前に気づけるサイン
- 最初のメッセージが長文かつ自己完結している
- 相手への質問はあるが、答えを聞く気がない(自分の話をするための口実になっている)
- プロフィール文に「私は〜だと思う」「私は〜を探している」が多く、相手への関心の言葉が少ない
NLPで言うと、Mさんは完全に「自己参照型(Self-referential)」の思考パターンを持っていました。世界の中心が常に自分。相手の反応をキャリブレーション(読む)する回路が、ほぼ機能していない状態です。
悪い人ではない。ただ、「会話はキャッチボールである」という感覚が、根本的に育っていなかった。
実録②「スペック自慢おじさん」との遭遇
プロフィールの印象
次はSさん。47歳。上場企業の管理職。プロフィールには、年収・役職・保有資格・趣味(ゴルフ・ワイン・海外旅行)がきっちり書いてありました。写真は高級そうなレストランで撮られたもの、海外リゾートで撮られたもの、ゴルフ場で撮られたもの、3枚すべてが「ハイステータスな背景」でした。
「まあ、自分に自信がある人なんだな」と思いながらマッチングしました。
会話はすべて「俺すごい」につながる
最初の会話はごく普通でした。でも、何を話しても最終的に「Sさんの武勇伝」に着地することに、3日目で気づきました。
「最近、何か美味しいものを食べましたか?」→「そういえば先週、銀座の三ツ星フレンチに行ったんですよ。予約が3ヶ月待ちのところなんですけど、知り合いのコネで入れてもらって」
「休日は何をしていますか?」→「ゴルフです。先月のコンペで一位を取りましたよ。ハンディが下がり続けているんですよね、最近」
「子どもの頃から看護師になりたかったんですか?」→「そうなんですね。僕は子どもの頃から勉強が好きで、成績はずっとトップで。大学も……」
全部、自分の話に戻ってくる。相手への関心が、会話の装置として使われているだけで、実際には興味がない。
NLPで言う「ラポール形成の失敗」が、ここにあります。ラポールとは、互いに「この人は自分を理解してくれている」と感じることで育つ信頼関係です。でもSさんは、相手を理解しようとするのではなく、相手に自分を評価させようとしていた。これでは、女性の心は開きません。
事前に気づけるサイン
- プロフィール写真がすべて「自慢できる場所・状況」で撮られている
- 自己紹介文に年収・役職・資格が詳細に書かれている(数字アピールが多い)
- 会話の中で、相手の話が自分の話へのパスになっている
ここで男性読者のみなさんに一つ確認してほしいことがあります。自分のプロフィール写真の3枚、どんな場所で撮られていますか?すべてが「すごそうな背景」なら、少し見直してみることをお勧めします。日常の自然な一枚の方が、女性には「この人、普通の人間なんだな」という安心感を与えます。
実録③「スピード婚活おじさん」との遭遇
プロフィールの印象
3人目は、Hさん。53歳。会社員。プロフィールはシンプルで、写真も普通、自己紹介文も穏やかな印象でした。
「早めに結婚したいと思っているので、真剣な方のみお願いします」
この一文だけ、少しだけ引っかかりましたが、まあ真剣なのはいいことだと思ってマッチングしました。
3日でプロポーズ
……タイトルの通りです。最初のメッセージから3日後、こんなメッセージが届きました。
「KAZUHAさんと話していて、この人しかいないと確信しました。結婚を前提に、真剣にお付き合いしていただけませんか」
会ったことすら、ありませんでした。
わたしは正直に「まだお会いしていないので、もう少し時間をかけて知り合っていきましょう」と返信しました。するとこう返ってきました。
「時間をかけていたら、もう若くない。お互い、決断する年齢じゃないですか。KAZUHAさんは慎重すぎると思います」
…………。出会って3日でプロポーズしてくる人に、慎重すぎると言われました(笑)。
これがなぜ危ういのか
一見、「積極的でいいのでは」と思う方もいるかもしれません。でも、NLPの観点から見ると、これは注意が必要なパターンです。
「3日でプロポーズ」は「相手を人間として見ていない」可能性が高いサインです。3日では、相手の価値観も、生活習慣も、一緒にいた時の空気感も、何もわかりません。それでも「この人しかいない」と言えるのは、あなた自身ではなく、あなたの「条件(年齢・職業・独身であること)」に一目惚れしているからです。
NLPで言う「投影(Projection)」——相手の実像ではなく、自分が求める理想像を相手に重ねる現象。Hさんが惚れ込んだのは「KAZUHAさん」ではなく、「自分が求めているパートナーのイメージ」でした。
「真剣さ」と「焦り」は違います。真剣さは相手を丁寧に知ろうとすることから生まれます。焦りは、相手ではなく自分の都合から生まれます。
事前に気づけるサイン
- プロフィールに「早く結婚したい」「真剣な方のみ」が強調されている
- 会話の進み方が一方的に早く、相手のペースを確認しない
- 返信が少し遅いと「なぜ返信がないんですか」と催促が来る
まとめ:3人から学んだ「回避術」5箇条
3人のエピソードを振り返って、共通するポイントをまとめます。
① メッセージの「長さ」より「温度」を見る
長文より、短くても「あなたへの関心」が感じられる文章の方が、ずっと価値があります。「今日どうでしたか?」の一言でも、前の会話を踏まえて送られてきたものは、2000文字の哲学論文より100倍温かい。
② 「自分の話」と「相手への質問」の比率を見る
会話が8割自分の話で占められている人は、リアルでも同じです。メッセージの段階でそのパターンに気づいたら、会ってからも変わらないと思っておいた方がいい。
③ プロフィール写真の「背景」を見る
写真が何を「見せようとしているか」で、その人の価値観がわかります。すべてがハイステータスな背景の場合、「スペックで勝負しようとしている」意識が透けて見えることがあります。
④ 「早さ」に違和感を持つ
感情が動くスピードと、信頼関係が育つスピードは違います。早すぎる告白・プロポーズは、「あなた」への想いではなく「条件への飛びつき」のサインである可能性があります。
⑤ NLPの「ペーシング」ができているかを確認する
相手が自分のペースに合わせようとしているか。合わせる気がない人は、付き合ってからも、ずっと自分のペースで突き進みます。
男性読者のみなさんへ
ここまで読んでくれた方の中に、男性の方もいると思います。
「自分、もしかして②に近いかも……」と思った方。「③のプロフ写真、全部ゴルフ場だった……」と気づいた方。
正直に気づいてくれてありがとうございます(笑)。
でも、気づいた今日から変えられます。
Mさん・Sさん・Hさんの3人は、どなたも悪意があったわけではありません。「自分を伝えたい」「評価されたい」「早く幸せになりたい」という気持ちは、まったく自然なことです。ただ、その気持ちが相手への配慮より先に出てしまった。それだけの話です。
女性が「また会いたい」と思う男性は、スペックが高い人でも、哲学的な人でも、行動力がある人でもない。「一緒にいて、自分のペースを大切にしてもらえる」と感じられる人です。
40〜60代の男性が長年の社会生活の中で培ってきた「相手の話を聞く力」「場の空気を読む力」「焦らず待つ力」は、若い男性には真似できない本物の強みです。それをマチアプの場でも発揮するだけでいい。
焦らなくていい。マチアプは、場所です。「本物の出会い」は、その場所で正しく動いた人にだけ、やってきます。
KAZUHAでした。

