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【人怖・実話】初対面で「査定」されていた。年収1000万の彼が、わたしに本当に求めていたもの。

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大人のマチアプ実践記|女性目線のリアルな本音
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─── これは、わたし自身の話です。 今でも思い出すと、背中がうすら寒くなります。

こんにちは、空の巣ナースKAZUHAです。

今日は、わたしが実際に体験した話を書きます。

友人の話でも、患者さんのエピソードでも、ネットで拾った体験談でもない。わたし自身が、マチアプで経験したことです。

当時は「なんか変だな」で終わっていたことが、後になってじわじわと「あれはそういうことだったのか」と気づいていく。そういう種類の怖さです。

幽霊とか呪いとか、そういう話ではありません。人間の怖さです。

そしてこの話は、女性だけに向けた話ではありません。むしろ、今日の後半は、40代・50代の男性のみなさんに向けて書いています。なぜなら、Kさんがやっていたことを、悪意なく、無意識にやってしまっている男性が、決して少なくないからです。


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出会いのプロフィール

202X年の初夏。マチアプをはじめて数ヶ月が経った頃、わたしのプロフィールに「いいね」が来ました。

相手のプロフィールを開くと、こう書いてありました。

Kさん。48歳。IT系上場企業の部長職。年収1000〜1200万。バツなし。子なし。都内在住。

写真は3枚。清潔感のある短髪。スーツ姿。そして、どこかのリゾートホテルのテラスで撮られた、ゆったりした笑顔の1枚。

自己紹介文にはこう書いてありました。

「仕事一筋で生きてきましたが、40代後半になってようやく、人生のパートナーの大切さに気づきました。誠実に、丁寧に、向き合える方と出会いたいです。」

わたしは少し迷いましたが、「いいね」を返しました。

メッセージのやりとりが始まりました。Kさんは、レスポンスが早くて、丁寧で、話題も豊富でした。仕事の話、旅行の話、読んでいる本の話。

でも今思うと、Kさんはほとんど「質問する側」でした。わたしが何かを話すと、すぐ次の質問が来る。まるでバトンを渡すように。当時のわたしは、「話を聞いてくれる人だな」と感じていましたが、今振り返ると、それは「聞く」ではなく「引き出す」でした。


最初のデート

初めて会うことになったのは、マッチングから2週間後。場所は、都内の有名ホテルのラウンジでした。

「せっかくだから、ゆっくり話せる場所がいいと思って」

そのひとことで、「気が利く人だな」と感じたのを覚えています。

Kさんは時間ぴったりに現れました。ダークネイビーのジャケット、きれいに磨かれた革靴、ほんのり上品な香り。

「KAZUHAさんですよね。お会いできて嬉しいです」

握手を求められました。少し意外でしたが、丁寧な人だなと思いました。

テーブルに着くと、Kさんはメニューを広げながら言いました。

「何かアレルギーはありますか?」「特にないです」「よかった。じゃあ、このアフタヌーンティーセット、どうでしょう。ここの紅茶、評判がいいんですよ」

スマートでした。押しつけがましくない。さりげなく選んでくれる感じ。わたしは素直に嬉しいと思いました。


会話が始まって、15分後

最初の違和感は、ほんとうに小さなものでした。

Kさんはわたしの話を聞きながら、時折スマホを取り出し、何かをメモしていました。

「すみません、大事なことはメモしておく習慣があって」「いえ、全然」

わたしはそのとき、「几帳面な人なんだな」と思っただけでした。

でも、Kさんがメモしていたのは、わたしの発言だけじゃなかったんです。それに気づいたのは、1時間以上経った後のことでした。

Kさんは、会話の流れで、こんな質問をしてきました。

「看護師さんって、夜勤はどのくらいあるんですか?」「月に4〜5回くらいですかね」「ということは、夜に連絡が取れないことも多い?」「まあ、そうですね」「夜勤明けって、何時くらいに解放されます?」「だいたい9時前後ですかね」「なるほど。じゃあ夜勤明けの日は、昼間に会えるってこと?」

わたしは、その時点では気づきませんでした。

Kさんが「わたしのスケジュールの隙間」を丁寧に、丁寧に、地図を描くように把握していたことに。


「査定」が始まっていた

その後も質問は続きました。

「実家は近いですか?」「お子さんとは、今も一緒に住んでいるんですよね?」「お子さんが独立したら、生活はだいぶ変わりました?」「マンションは、賃貸ですか?持ち家ですか?」「貯蓄とか、老後のこととか、考えてたりしますか?」

一つ一つは、普通の会話の質問です。でも、並べてみると。

わたしの「一人になった時間帯」「住所に近い情報」「経済的な自立度」「孤独感の強さ」を、順番に確認していたんです。

NLPで言う「メタモデル」という技法があります。相手の言語の背後にある情報構造を読み解き、必要な情報だけをピンポイントで引き出す手法です。本来は、コーチングやカウンセリングで相手の思考の歪みを丁寧にほどくために使われるものです。

でもKさんは、これを「会話」に見せかけながら、自分に都合のいい情報収集のために使っていた。

看護師として20年、人の「言葉の裏にあるもの」を読む訓練をしてきたわたしが、それにリアルタイムでは気づかなかった。それくらい、自然に、丁寧に行われていたということです。


デートの終わりに

2時間ほど話して、席を立つ時のことです。

「KAZUHAさん、今日お話しして、とても楽しかったです。また会いたいと思っているんですが、率直に聞いてもいいですか?」「はい」「KAZUHAさんは、今、真剣に結婚を考えていますか?」

少し唐突な質問でしたが、わたしは正直に答えました。「結婚にこだわっているわけじゃないけど、誠実な関係を築きたいとは思っています」

Kさんは、にっこり笑いました。

「よかった。実は、今日お会いして、KAZUHAさんが『条件に合う方だ』と確信しました」

「条件に合う」。

その言葉が、耳の中でゆっくりと、反響しました。

好みとか、素敵だとか、一緒にいたいとか、そういう言葉ではなく。「条件に合う」。

わたしは笑顔のまま、でも内側で何かが、すっと冷えていくのを感じました。


帰り道に気づいたこと

家に帰って、ひとりになってから、会話を振り返りました。Kさんがメモしていたのは何だったのか。あの質問の数々は、何のためだったのか。そして「条件に合う」という言葉の意味は。

でも帰り道に、ふと気づいたことがありました。

Kさんは2時間の会話の中で、ただの一度も、こう言わなかった。

「KAZUHAさんの話、面白いですね」「その考え方、素敵だと思います」「一緒にいて、楽しいです」

感情の言葉が、一つもなかった。

あったのは全部、情報の確認でした。

Kさんの目に映っていたのは、「わたし」ではなかった。看護師という安定した職業、子育てが終わった自由な時間、経済的な自立、都内在住という利便性。それらを満たした「条件のパッケージ」として、わたしは見られていたんだと思います。

NLPの言葉で言うなら、Kさんは最初から「ラポール(信頼関係)を形成しようとしていなかった」。

人間として見ていれば、感情が動く。感情が動けば、感情の言葉が出る。でもKさんには、感情の言葉が最初から存在しなかった。それは「恋愛」ではなく、「調達」に近いものだったのかもしれません。


その後

Kさんからは、その後も数回メッセージが来ました。

「先日はありがとうございました。またお会いしたいのですが、今月のご都合は?」

丁寧で、誠実に見える文面でした。でも、わたしはお断りしました。理由を正直に書くと、こう伝えました。

「Kさんとのお話は、どこか求人面接に似ていると感じてしまいました。条件が合う相手を探していらっしゃるなら、わたしはその条件を満たせないと思います」

返信は来ませんでした。


KAZUHAより:「査定」に気づくための3つのサイン

この経験から、わたしが学んだことをお伝えします。これは女性だけでなく、「自分はちゃんと相手を人間として見られているか」を確認したい男性にも、ぜひ読んでほしい内容です。

① 質問の「方向」を意識する

本当に相手に興味がある人は、「あなたがどんな人か」を知ろうとします。好きなもの、大切にしていること、笑える話、悲しかった経験。

でも「査定」をしている人は、「あなたのスペックと生活状況」を知ろうとします。時間の空き、住まいの状況、お金のこと、孤独かどうか。

質問が「情報収集」に集中している場合、それは立ち止まって考えるサインです。

② 感情の言葉が出ているかどうか

NLPでは「感情言語(Kinesthetic language)」という概念があります。「楽しい」「嬉しい」「面白い」「素敵だと思う」「驚いた」。こういった感情を表す言葉が、相手の口から自然に出てくるかどうか。

出てこない人は、感情ではなく計算で動いている可能性があります。逆に言えば、感情の言葉を自然に使える男性は、それだけで女性から「人間らしい人」として信頼されます。

③「条件」という言葉に敏感になる

「条件が合う」「理想通り」「求めていたタイプ」。これらの言葉は、一見褒め言葉に聞こえます。でも本質は、「あなたをスペックで評価した」という意味です。

あなたを人間として見ているなら、出てくるのは「あなたと話していると楽しい」「あなたのこういうところが好き」という言葉のはずです。


最後に、男性読者のみなさんへ

Kさんのことを読んで、「ひどい人だ」と感じましたか?

でも正直に言います。Kさんがやっていたことを、悪意なく、無意識にやってしまっている男性は、少なくないとわたしは思っています。

「条件で相手を選ぶ」こと自体は、まったく悪いことじゃない。人生のパートナーを探すなら、ある程度の条件や方向性を持つのは自然なことです。

でも、条件を確認する前に、相手を「人間として感じる」ステップが必要です。

スペックより先に、感情を動かすこと。情報より先に、関心を向けること。「この人はどんなことが好きなんだろう」「今、何を大切にしながら生きているんだろう」という純粋な好奇心を、会話の中心に置くこと。

それができる男性が、女性から「また会いたい」と思われる男性です。

40代・50代の男性には、Kさんのように「情報収集が得意」な方が多い印象があります。仕事でそれだけの経験を積んできているから、当然です。でも、恋愛の場では、その得意なスキルを少しだけオフにして、「ただ、この人のことを知りたい」という気持ちだけで会話してみてください。

その「ただ知りたい」という姿勢が、女性の心をほぐす一番の言葉になります。

気づいた日が、変わる日です。

KAZUHAでした。

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最後までお読みいただきありがとうございます。この記事が少しでも参考になったらうれしいです。

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