40代の婚活疲れの正体|悪いのはあなたじゃなく「構造」です

NLPで恋勝(恋活)
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こんにちは、KAZUHAです。

日曜の夜、ベッドの中でアプリを開いて、少しスクロールして、そっと閉じる。いいねを送っても既読すらつかない。プロフィール写真を撮り直しても、自己紹介文を何度書き換えても、何も変わらない。「もう疲れたな」とつぶやいて、画面を伏せる。

——もし今のあなたがそんな夜を過ごしているなら、この記事は、あなたのために書きました。

先に結論をひとつだけ。

疲れているのは、あなたの魅力が足りないからではありません。

疲れるように出来ている”仕組み”の中に、あなたがいるだけです。今日はその仕組みの話を、看護師として人の心と体に長く向き合ってきた私なりの言葉で、ゆっくりお伝えしますね。

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「俺、何が悪いんですかね」——ある男性の2年間

以前、私のもとに相談をくださった48歳の男性がいました。仮にTさんとしましょう。

Tさんは真面目な方でした。離婚を経験して、数年ひとりで過ごして、「もう一度、誰かと笑って食事がしたい」と思ってマッチングアプリを始めた。そこからの行動力は、正直すごかったんです。

恋愛系のYouTubeを毎晩見て、「返信率が3倍になるメッセージ術」を試して、有料の恋愛noteを何本も買って、プロフィール写真をプロに撮り直してもらって、初デートの会話の台本まで作って。

2年間、それを続けました。

結果は——お付き合いに至った方は、ゼロ。マッチしても、2往復でメッセージが途切れる。たまに会えても、2回目につながらない。

Tさんが私に最初に言った言葉が、忘れられません。

「俺、何が悪いんですかね」

この言葉を聞いたとき、私は胸がぎゅっとなりました。だって、Tさんは何も悪くないんです。悪かったのは、Tさんではなく、Tさんに届いていた情報のほうでした。

なぜあなたは、間違った情報にたどり着いてしまうのか

ここから少しだけ、身もフタもない話をします。でも大事な話なので、聞いてくださいね。

インターネットにある恋愛情報には、大きく分けて2種類あります。

「派手で魅力的なウソ」と、「地味で身もフタもないホント」です。

「この一言で女性の心を掴む」「返信率が3倍になる」「たった3日で」——こういう派手な情報は、クリックしたくなりますよね。わかりやすくて、即効性がありそうで、希望をくれる。

一方で、本当に効くことは、たいてい地味です。清潔感を整える。体を少し動かす。相手の話を最後まで聴く。……退屈でしょう? クリックしたくならないでしょう?

問題はここからです。恋愛経験を積み直している最中の人には、どの情報がウソで、どの情報がホントか、見分けがつかないんです。これは能力の問題ではなく、順番の問題。知識がないうちは、誰にも見分けられません。私だって、看護の勉強をする前は、健康情報のウソに何度も引っかかりました。

そして、情報を発信する側は数字が欲しい。数字を稼ぐには、いちばん人口の多い「見分けがつかない層」に向けて、派手で魅力的な情報を出すのが手っ取り早い。

だから、あなたのスマホには派手なウソばかりが流れてくる。あなたが弱いからでも、愚かだからでもなく、構造がそうなっているんです。

競馬にたとえるなら、こういうことです。専門家がどれだけ立派な理屈で「4番の馬が勝つ」と言っても、現実に勝つのが7番なら、間違っているのは理屈のほう。あなたが2年間試してきたテクニックで恋が始まらなかったのなら——間違っていたのは、あなたではなく、そのテクニックのほうなんですよ。

誤解しないでいただきたいのですが、私は「情報は全部敵だ」と言いたいわけではありません。見分ける目さえ持てば、情報はちゃんと味方になってくれます。この記事は、その”目”をお渡しするための記事です。

あなたは、何も悪くない

もうひとつ、はっきりお伝えしたいことがあります。

40代男性がマッチングアプリで苦戦するのは、市場の構造の問題です。会員の年齢分布、女性側に届く「いいね」の物量、写真だけで判断されやすい設計。40代の男性は、そもそも構造的に不利な土俵で戦っています。

これは、あなたの人間としての価値とはまったく関係ありません。

看護師の仕事をしていると、病気になった患者さんが「自分の生活が悪かったんでしょうか」と自分を責める場面によく出会います。でも、多くの病気は本人のせいではありません。体質や環境、たまたまの巡り合わせ。責めても治らないし、そもそも責められる要素なんてないんです。

婚活も同じです。マッチしないのは、あなたの中身が否定されたことを意味しません。**あなたが責められる要素は、1ミリもない。**まずそこから、自分を解放してあげてください。自分を責めながら送るメッセージは、不思議と文面まで硬くなってしまいますから。

地味だけど、正しいこと

「じゃあKAZUHAさん、何をすればいいんですか」——Tさんにも聞かれました。

私のお答えは、拍子抜けするほどシンプルです。ふたつだけ。

「整えること」と「聴くこと」。

整えることは、土台の話です。清潔感のある髪と肌、サイズの合った服、少しの運動。派手さはゼロです。でも、女性が初対面の男性を見るとき、まっさきに感じ取るのはここです。「この人、自分を大切にしているな」という空気は、どんな会話術よりも先に伝わります。

聴くことは、関わりの話です。相手を動かすテクニックではありません。相手が「この人の前では安心して話せる」と感じる存在になること。話を遮らない、結論を急がせない、相手の言葉をそのまま少し返す。それだけで、会話の温度は変わります。

「え、それだけ?」と思いましたか。そうなんです、それだけなんです。だから誰も大きな声で言わないし、記事にしてもクリックされにくい。でも、**テクニックというものは、この2つの土台の上にしか乗りません。**土台のないところにテクニックを積んでも、砂の上に家を建てるようなものです。

Tさんは、この2つに絞って半年過ごしました。劇的な魔法は起きていません。でも、メッセージが2往復で終わることは減り、「話しやすい人ですね」と言われることが増えたそうです。地味な変化です。でも、恋はいつも、地味な変化の先で始まります。

「あきらめる」から、うまくいく

ここで、ひとつ提案があります。

あきらめてください。

——恋愛を、ではありませんよ。「テクニックで女性の気持ちを動かそうとすること」を、あきらめるんです。

不思議なもので、ほとんどの成功は、何かをあきらめた先にあります。台本をあきらめた人の会話は自然になり、駆け引きをあきらめた人の連絡は誠実になる。そして女性は——これは女性側にいる私だからこそ言えることですが——肩の力が抜けた人の誠実さを、ちゃんと感じ取っています。

それからもうひとつ。婚活の目的を「特別な何かを手に入れること」だと思うと、苦しくなります。そうではなくて、婚活で本当に取り戻すものは、本来のあなたす。

悩みが深くなると、人は行動しなくなります。友人の誘いを断り、鏡を見なくなり、気づかないうちに、人生の選択肢がゆっくり閉じていく。婚活がうまくいくというのは、そのマイナスをゼロに戻すこと。誰かの前で普通に笑える、本来のあなたに戻ることなんです。

半年後のあなたへ

想像してみてください。

半年後の週末。あなたは駅前の少し良いお店で、誰かと向かい合って食事をしています。特別な台本はありません。ただ、清潔なシャツを着て、相手の話に耳を傾けて、自然に笑っている。相手も、笑っている。

それは、遠い夢ではありません。派手な近道を手放して、地味な2つのことを続けた人が、静かにたどり着く場所です。

今夜アプリを開く元気がなくても、大丈夫。開いただけの日があってもいい。あなたは何も悪くないのだから、焦らず、少しずつ、本来のあなたに戻っていきましょう。

私はいつでも、ここで待っていますね。

KAZUHA